2013-02-01

火山のふもとで

本の紹介です。巨匠建築家のもとで働き始めた新卒のスタッフが主人公です。

その建築家とは? 名前は違うけれど、建築設計業界の方であれば、なるほど とすぐにわかるはずです。

ライバルの建築家も多分あの建築家か?と。業界のことが詳しければ、現実と照らし合わせて読むのも楽しい部分です

スト-リ-はここでは書きませんが、作者が建築学科卒業でもなく、建築設計の仕事についたこともない元編集者の人であるとは

にわかに信じ難いほどのリアリティにあふれ、設計事務所の様子がそれはリアルに、そして鉛筆のブランドから、登場人物が所有している車やバイク

までがきっちりと表現されています。また建築のプランを説明する部分があるのですが、読みながらその平面構成や形態が頭の中にイメ-ジできるほどの

精密な文章表現で、正に「ディテ-ルに神が宿る」です。

作者の松屋仁之さんは、このデビュ-作で、読売文学賞を受賞されました。

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

This website stores cookies on your computer. These cookies are used to provide a more personalized experience and to track your whereabouts around our website in compliance with the European General Data Protection Regulation. If you decide to to opt-out of any future tracking, a cookie will be setup in your browser to remember this choice for one year.

Accept or Deny