2011-06-22
都城市民会館
都城のランドマ-クとしてあまりに有名な建物です。菊竹清訓氏の設計により1966年に完成して、2005年ころからは老朽化や新しいホ-ルが完成したため解体か保存かをめぐって、行政や市民団体の間で活発な議論が行われ、南九州大学が都城市からアスベストの除去を行うことを条件に無償貸与を受けて現在に至っています。
その姿は今見ても刺激的です、当時、さぞや市民は驚いたことでしょう。
全体の構成は勿論、部分がしっかりデザインされていることが、この建築の質をさらに高いものにしています。
私が特に好きなのがこの通用口の出入り口、ガラスのボックスが本体から飛び出した形状で
斜めに切り取られたスペ-スがエントランスポ-チとなっています。ピンクに見える壁は当時は
ビビッドな赤だったのでしょうか?
雨樋の落とし口やその水の流れまでもデザインされています。
幾度となく訪れている建築ですが、そのたびにこの建築に携わった、行政、設計者、工事関係者の強い「意志と執念」を
感じます。そして私も少しだけ勇気がわいて帰ります。
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コメント11件
メタボリズムな建築物ですね?
残念ながら新陳代謝はされなかったようですが…
それはそれとして
今見ても斬新なデザインですわ。
小さい頃から、この建物を間近に見てきていますが、いつまで経っても、なんじゃこりゃ!すごい!って感覚が蘇ってきます。
とても印象的な建物ですよね。
祖母が入院していた病院がすぐそばにあり、見舞いに行くと病室の窓の外にいつも市民会館が見えていました。
半年の入院の末、祖母はその病室で最期を迎えました。
この建物を見るといつも祖母の事を思い出します。
ここで、ブルーハーツのライブでリンダリンダで飛んだなぁ〜
ご冥福をお祈りいたします
市民会館の裏側~エントランスに
何気に置いてある「菊竹事務所」
オリジナルのイス。
権利関係が複雑なんでしょうが
ぜび復刻して欲しいデス。