ホキ美術館
11月3日に千葉県にオ-プンした、日本初の写実絵画専門をコレクションした美術館 ホキ美術館に行ってきました。
写実絵画にも関心はありましたが、当然建築を見るのが目的です。
東京駅から千葉へ、そこから外房線に乗り換えて、東京から1時間ちよょっとの距離です。
土気という駅下車です。千葉のベッドタウンという感じで宅地開発が進んでいる住宅地の一角にあります。
保木さんという個人のコレクション300点を展示しています。建物の設計は、日建設計の山梨智彦設計室。日建設計のなかでも
異色なチ-ムのようです。
アプロ-チ側から見る建物は住宅街のスケ-ル感を意識したのか非常にコンパクトに見えます。スロ-プでエントランスへ向かいます。
エントランスも非常に質素、高さを抑えた庇が印象的です。手摺はスチ-ルのパイプがランダムに床に刺さるデザインです。
そして、エントランスホ-ル。勿論内部の撮影はNGなので、ここまで。内部は何層かの細長い展示室からなり、それにそつて観賞していく
構成です。天井にランダムに空けられた穴のLED照明が全館にわたって採用されています。
外観は、ザハ・ハディドを思わせる、湾曲したようかんが、積み上げられたような構成です。
そして、この建物の最大の見せ場がこれ!
多分30mはあろうかと思われる、オ-バ-ハングした展示室。まぁ先っぽ半分くらいは人の出れないバルコニ-みたいになっていますが
それにしても大迫力です。
見上げるとこんな感じ、展示室が積層している様子が分かります。
階段室
ろうかの一部ですが、よ-く見ると壁がグラデ-ションで塗装されています。
サインはエンボス状の処理がされています。
大胆な造形、内部におけるドラマチックな空間構成、動線計画、ディテ-ルのこまやかさなど、アトリエ派の発想力と
組織事務所のクオリティがうまく融合した、非常に完成度の高い建築だと感じました。
コメント2件
もうロケのスポットになっているのですね。建築専門誌へのリリ-スも今月末あたりからでしょう。とにかくカッコイイ建物です。
casa BRUTUS×3008 って記事がありましたァ~。